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第62回試験 合格

じょう60ーJr.さん(30代男性、地方公務員)

受講歴

実技強化コース、全国統一予報士モシ(中間)、サボテンの夏期講習、実技解答解説速報

コメント

【気象予報士の学習や試験のことについて】
・勉強を始めたきっかけ、目的
 大学卒業後、民間の土木コンサルに就職し、ボーリング調査等を行っていました。広島に配属されましたが、私が入社する前に大きな土砂災害がありました。その後は将来のことを考え、全国転勤から異動の少ない地方公務員に転職しました。
 転職後は専門性を生かせると感じることは少なく、図書館などでいろいろな分野の本を読んだり情報収集をしたりするうちに、前職と現職の共通する部分「防災」というキーワードにたどり着きました。
 公務員は土木職のゼネラリストとして様々な部署を経験しますが、過去の自分の経験もうまく生かせるのではないかと考えました。単純に自然が好きというのもありましたが、防災に関して知識を深めればスペシャリストとしても重宝されるのではと考え、気象予報士試験の受験を決意しました。

・勉強期間
 2021.01~2024.8(約3年半)

・1日の平均勉強時間
 平日は1時間くらい、休日は3~4時間くらい

・学科一般で苦手だったところ
 エマグラム

・学科専門で苦手だったところ
 分野というよりは、自分の知識が最新の情報であるかどうか、疑心暗鬼になってしまう。

・実技で苦手だったところ
 変に潔癖な自分の性格とルーズな自分の性格に相性が合わない
(字を書く速度が異常に遅い、作図の線が気になる、距離や方角の測定は基本目分量etc)

・苦手だったところを克服した勉強方法、勉強していて楽しかったこと、受験生におすすめの受験技術
 独学の際は自分で解法や突破口を見つけて苦手や問題点を克服した時が一番の快感でした。もしかすると、私が無知なだけでスクールなどで紹介されているものもあるかもしれませんが、私なりの言葉でまとめます。

≪技1≫
・16方位が微妙な時の最終手段 「フナ、イチゴ、高齢」
横方向10mmに対して 上に2mm以内 ⇒ 東
           上に2mm以上7mm以内 ⇒ 東北東
           上に7mm以上15mm以内 ⇒ 北東
           上に15mm以上50mm以内 ⇒ 北北東
           上に50mm以上 ⇒ 北
≪技2≫
・学科マークシートの別解的アプローチ「手のつなぎ方を考える」
問題に書いてある選択肢(線が引いてある場所)同士を比較して、正誤の辻褄を確認する。
「〇〇の選択肢が正しいと仮定すると、△△は正しいから・・・」などのアプローチも手つなぎの一種。
例)第61回専門問15
⇒この例で考えると、図A,B,Cのいずれか1つを下線部と紐づけられれば正解を選べる。一文に対して3~4問(線が3~4箇所)の場合は有効なことが多い。

≪技3≫
・学科マークシートの別解的アプローチ「パラレル選択肢」
 選択肢の構造が並列的なものは、解答に関与しないことが多い。もしくは関与するとしたら、非常に簡単な問題になることが多い。
例)第59回一般問15
⇒この例で考えると、①~③は簡単に除外できる。

【TeamSABOTENのスクールについて】
・感想(内容や難易度など)
 今は知識やノウハウをネットで容易に獲得することができる時代だと思っています。その中で有料講座を取る意味というのは見出しにくい部分もあります。でも独学の難点は、モチベーションを維持し続ける難しさだと思います。気象予報士試験はマイナーな試験です。その中で自分と同じ志を持っている人がこんなにいるんだ!とか、気象予報士あるあるみたいなギャグで盛り上げれる人脈(笑)。合格してからも私の財産です。初めにその機会を提供してくださったのは、SABOTENさんの夏期講習でした。
 大きな会場で大勢集まって、スタッフ総出で対応してくださる。大変ありがたい企画でした。
 仕事に直接生かせるような生かせないような状態ですが、いつか役に立つかもしれないし、3年半走り続けた日々は決して無駄ではなかったと言える日が来ると信じて、次の資格取得に向けて走り出します。

・役立ったおすすめの教材(講座、模擬試験、動画など)とその理由
だいたい3分ラーニング:60回試験で専門を落としてから悔しくて基礎から固める時に使用した動画です。1回のネタが短く、通勤時間にも視聴することができます。おかげ様で61回の専門リベンジでは満点で通過することができました。

【試験日や合格発表日のことについて】
・本試験の日のエピソード
 初受験の時は実技開始時のビリビリ音にびっくりしてカンニングと疑われるレベルで周りを見渡していました。実技の勉強をしていない時から、会場の雰囲気を味わうだけでも意味のある時間だと実感しました。
 右端の席だと最悪。それを想定して喫茶店などで右端のカウンターなどで問題演習を行ったことがありました。
 緊張した時に平常心を保つことが大切なので、私は広い会場で「きれいなお姉さんの数」を数えていました(笑)それ以外にも、回を重ねるごとにらくらく突破をガン読みする以外の余裕を持った受験ができました。(隣のおばちゃんはテッペン薄いな~とか、そのまた隣の人はきれいだ!!とか、このおじいさんのルーペと文房具ジャマだな~とか)

・合格発表日のエピソード
 可能性に賭けたい!という思いから、合格発表日は休暇を取って家で待機することが多かったです。
 合格した62回試験に限っては、「どうせ今回も落ちているだろう」と普通に仕事をしていました。
 10:01に受験番号を確認した時、「受かっているはずがない」と疑いました。
 受験していることを知っているのは家族と親しい友人や勉強仲間くらいでしたが、皆さんが自分のことのように喜んでくれたのはとても嬉しかったです。

【今後のことについて】
・気象予報士の資格を何に活かしたいか
 公務員の同業者や防災や行政に関わる仕事をしている方とつながりを持ち、ノウハウや知見を共有するためのきっかけになればよいと考えています。

【これから挑戦する受験生へのメッセージ】
 少し話は逸れますが、私の好きな漫画はスラムダンクです。なぜここで紹介するかと言いますとこの漫画、私が合格してから読み返すと予報士試験にも通じる名言の宝庫なんです。本当に6回で合格を勝ち取った私に重ね合わせてしまいます。なんで受験中読み返さなかったんだろ??真面目にテキスト読むのも大事。でも辛いときはスラダン見て!前進する活力になるから!!

【自由記入欄】
 コロナ禍で受験勉強を独学で始めた私にとって、一番の財産は知識よりも人とのつながりが持てたことです。サボテンの皆様には祝賀会でも自分のことのように喜んでくださったことを忘れません。何かのご縁で繋がりましたこの関係を永く持ち続けられたら幸いです。本当に御指導・御支援ありがとうございました。

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